HOME > インタビュー Vol.24 パスピエ|成田「定義をつけないことが原則っていう感じですかね。あくまでも音楽は、想像を膨らませて欲しいというのがあるので。」

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パスピエ(成田ハネダ・大胡田なつき)

2009年に成田ハネダ(key)を中心に結成。バンド名はフランスの音楽家ドビュッシーの楽曲が由来。卓越した音楽理論とテクニック、70s~00sまであらゆる時代の音楽を同時に咀嚼するポップセンス、ボーカルの大胡田なつきによるMusic Clipやアートワークが話題に。11年に1st ミニアルバム「わたし開花したわ」、12年に2nd ミニアルバム「ONOMIMONO」をリリースし、ロング・セールスを記録中。13年3月に初のシングル「フィーバー」をリリース、6月12日にメジャー1stフルアルバム「演出家出演」を発表。その後数々の大型ロックフェスに出演、好評を博し、また東阪で行われたパスピエ主催によるイベント”印象A”、 ”印象B(w/the band apart)”もソールドアウト。10月末から12月21日の赤坂BLITZまで初のワンマンツアー「印象・日の出」、追加公演「印象・日の出外伝」を開催、全箇所ソールドアウトし成功を収める。 14年3月26日初の両A面シングル「MATATABISTEP/あの青と青と青」をリリース、4月に自主企画イベント第三弾"印象C"に9mm Parabellum Bullet/クラムボン/髭を招いて開催、即日ソールドアウト。6月18日に2ndフル・アルバム「幕の内ISM」をリリースする。

・パスピエ officialsaite: http://passepied.info


東京藝術大学でクラシックを学んだ成田ハネダ(key)が作る、表情豊かな楽曲。作詞だけでなく、バンドのアートワーク全般を手掛ける大胡田なつき(vo)。そして三澤勝洸(gtr)、露崎義邦(bs)、やおたくや(ds)の5名から成るパスピエ。それぞれの世界が混ざり合って生まれる奥行きのある音楽は、聴く度に新たな発見と刺激を与えてくれる。

2009年の結成から5年。”謎””正体不明”と形容されることが多いバンドだが、いまもそれは変わらない。常に新しいことを多角的に発信し続けている唯一無二のオリジナリティ、そのフレッシュさが、パスピエを神秘的な存在にしているのかもしれない。

今回SARUnet.comでは、最新アルバム「幕の内ISM」のことはもちろん、結成の話からパスピエの原理原則まで…その神秘性に迫るべく、成田ハネダと大胡田なつきへインタビューを行った。是非アルバムとあわせてチェックしてみて欲しい。



まず、パスピエがどのように結成されたのか教えて下さい。

成田 メンバーそれぞれが別の音楽活動をしていて、ボクも別のバンドを組んでいたんですが解散してしまって。新たに音楽をやりたいという欲求が出てきたのと、同時にそれをバンドで表現したいという思いがありました。前のバンドの時に大胡田と知り合うキッカケがあって、特殊な世界観を持っている人だなと印象に残っていたので、大胡田をボーカルに迎えてバンドを組めたら面白いことが出来るんじゃないかなと思い、まず大胡田に声を掛けて。そこから順に、楽器のメンバーを誘っていきました。

「ONOMIMONO」「演出家出演」「幕の内ISM」と3作連続で毎年6月にアルバムリリースということで、アーティストによっては数字にこだわる方もいるかと思いますが。

成田 そうですね、気付いたら6月(笑)。

大胡田 サイクル的な。シングル出して、アルバム出して。

成田 でも3作連続で6月リリースって、なんかあれだね(笑)。

大胡田 6が3個はあれね、ダミアン(笑)。

パスピエだと、ここにもなにか意味があるのかなと気になってしまって。

成田 なるほど。本当にサイクル的なものというか。6月に「ONOMIMONO」を出して、その次に初めてシングルを3月に出して。6月にアルバム、3月にシングルみたいな感じが続いているんですけど。ボクらはデビューしてから数年しか経っていないので、やっぱり1年以上サイクルが空かないほうがいいんじゃないかなというのもありました。あとは色んなイベントだったりのサイクルが1年刻みになっている部分が多いので、だったらそこに逆らうことなくという感じで。何も深い意味はなかったんですけど、結果的に6月縛りになってしまったという感じです。

あと気になるのは、「わたし開花したわ」「ONOMIMONO」「演出家出演」とタイトルが回文になっていたのが、最新アルバムのタイトルが「幕の内ISM」なんですよね。回文ではないですし、ちょっと趣が違うなと思います。

大胡田 わたしがアルバムタイトルで回文を書き出した頃から、普通の日本語の回文、ローマ字の回文、漢字の回文をやれたら満足だなと思っていて。この間(『演出家出演』)で、それを出し終わったので。去年、初めてのワンマンライブを終えて、次の一歩という意味もあって、タイトルも違う形式に変えていこうと思ったんですよね。アルバムの内容に合ったタイトルを付けたいなと思っていて、今回は「幕の内ISM」というタイトルになりました。

アルバムに収録される曲が揃ってから生まれたタイトルなんですか?

大胡田 そうですね、それは曲も同じような感じで、タイトルを決めるのは曲が出来上がってからなんですけど。アルバムのタイトルも、曲を全部並べて、聞いてから考えたんです。

幕の内って、芝居の幕間という意味がありますよね。

大胡田 そうですね。でも今回は実は幕の内弁当のほうで、種類の豊富さ、というところで考えました。曲も色んな種類のパスピエを揃えられたなと思ったので。日本の言葉でタイトルにした時に、文字の並びと響きがいい言葉はないかな~と探していて。それで「幕の内ISM」にしました。

昨年リリースした初のフルアルバム「演出家出演」の評判がとても良かったと思うのですが、その結果や反響はどのように受け止めていますか?

成田 ありがとうございます。ボクらがライブをして行く上でも、今は特にCDとライブがセットというか。それ以上にライブに重きを置く時代でもあるし、そういうバンドが増えて来たなとも思うんですけど。そういうライブシーンに溶け込みやすいアルバムだったのかなと思っていて。ライブの中でキーになっている楽曲が「演出家出演」に多く入っているので、結果的にお客さんもCDを買ってみようっていう流れになった方が多かったのかなと思います。一方向ではなくて、ライブとCDでリンクされたアルバムだったのかなと。

「幕の内ISM」に収録されている曲は、「演出家出演」のリリース後に作られたものなんですか?

成田 過去に録りためていたものもあるんですけど、ほとんど新作ですね。

では「幕の内ISM」のテーマを教えて下さい。

成田 改めて「演出家出演」を経てのアルバムということで。また一から自分たちを振り返ってというか、作品的に濃いものを作りたかったですし、より誰が聞いても楽しめる作品にしたいなというのがありました。このCDを聞いてライブに来て下さいっていう方向だけではなくて、音楽として楽しんで欲しいっていうのもあるし。例えばライブに行く為のツールでもいいし、家で聞くのでも、車だったり電車に乗りながらでも。パスピエがそういうリスナーの人の生活の一部として、音楽を鳴らせるような盤にしたかったです。

アルバムに向けて「とおりゃんせ」「MATATABISTEP/あの青と青と青」がシングルリリースされました。本当に三者三様で、リスナーのアルバムへの期待が高まったと思います。

成田 パスピエの違う一面を見せていきたいというのは、作っていく上で常に思っているので。そこまでの段階で割りとアッパーなチューンが続いていたので、そういうアッパーなものに期待感を持っている人にも楽しんでもらいたかったし、次を期待してくれている人もいい意味で裏切れる作品にしたかったので。パスピエがもともと出していたオリエンタル感、日本独特というかアジア独特というか、そういうサウンド感をパスピエなりに消化してリリースしたかったです。

パスピエの音楽は奥行きのあるポップスというか、聞けば聞くほどにすごいな〜と思ってしまうのですが。曲に関しては展開が特徴的だと思います、最初と途中だけ聞いたら違う曲のようでビックリしてしまうくらいに。「わたし開花したわ」からそのオリジナリティは提示されていますが、どのようにそのスタイルに行き着いたのでしょうか?

成田 YouTubeや音楽データ配信だったり、今ならSoundCloudだったり、誰でも気軽に聞けると同時に、かいつまんで音楽をチェックする人って多いと思うんですよね。自分もそういう風にチェックして買ったりすることもあるので、一概にそれが悪いっていうことは全然ないんですけど。自分たちは音楽を聞いてもらって、そこでパスピエの良さを感じてもらいたいと思い作っているので。1曲の中だけでも展開をめまぐるしくすることによって、どこをかいつまんでも面白いというものにはしたかったです。もちろん通して聞いてもそれは整合性があって、どこをつまんでも展開が面白くて、ポップソングとしてまとまっているもの、結成当初からそういう音楽を作りたいと思っていました。

成田さんは東京藝大でクラシックを学ばれて、パスピエというバンド名もドビュッシーの「パスピエ(passepied)」に由来していると聞きました。そこにはクラシックの影響はありますか?

成田 そうですね。クラシック音楽っていうのはもともとの尺が10分だったり30分であったりというものが多いので、それを飽きさせないようにする工夫がものすごい詰まっているんですよね。ボクはそういう音楽に一番長く触れて来たので、そこについては自然と出ちゃってる部分もあるかもしれないです。それをちゃんとポップスで表現する上では、情報量もある程度つめ込んでいく必要があったのかもしれないですね。

大胡田さんの作る歌詞も独特で想像が膨らみますし、どれも違う世界を感じるのが面白いです。いつも成田さんの曲を聞いてから世界観を膨らませていくのか、もともと大胡田さんの中にある世界観なのか、気になります。

大胡田 それは両方あって。「演出家出演」までは自分の中にいる何人かの自分、そのうちの一人のお話みたいな書き方をすることが多かったんですけど。「幕の内ISM」の歌は、楽器の音やメロディっていうものから影響を受けて書いてますね。

「あの青と青と青」はとても壮大で異質ですよね。

大胡田 あれは完全に音ですね、バンドの音を聞いて。壮大さって、わたしの中では海とか自然みたいなものだったんですけど、今までそういう分かりやすいテーマで歌詞を書いたことがなくて、冥漠なものというんでしょうか。そういう自分にとって未知なものを書くことってなかったんですけど、歌い方も歌詞に寄せてみたりだとか。パスピエにとっても新しい1曲でしたけど、わたしにとっても新しい1曲でしたね。

確かに楽器のように聞こえたり、浮遊感がありました。その大胡田さんの歌い方にも特徴がありますよね。パスピエの曲を聞いていても、ボーカリスト・大胡田さんというよりは、その曲のキャラクターや世界から聞こえて来る声という感じがして、それは他のアーティストと違うところだなと思います。その歌い方はパスピエとして活動を始めてから作り上げたんですか?

大胡田 元からそういう声なんだと思うんですけど、わたしは自分の声が元々あまり好きではなくて。パスピエに入った時に、成田さんにいろいろ説得されたというか(笑)。絶対にこっちの方がいいって言われて。最初は「本当にこれがいいのかしら」って思ってたんですけど。パスピエの楽曲とか自分の元から持っている声というのは、こっちなんだろうなって納得して作り上げた感じですかね。

かっこよかったり、可愛かったり、セクシーだったり、無邪気だったり…艶っぽい感じが素敵です。

大胡田 ありがとうございます。

成田さんは大胡田さんの声を聞いた時に、間違いないなと思ったんですか?

成田 大胡田は大胡田で別の音楽活動をしてる時に、ある曲の一部分だけが、今のパスピエに通じる歌い方をしていて。そこがすごい良いなと思ったんですけど、それ以外は違うなと思っていて(笑)。

大胡田 そうそうそう(笑)。

成田 ここすごい良いと思うから、これをメインで歌ってみたほうが良いんじゃないかなというのがボクはあって。最初は反発もあったんですけど(笑)。音楽の創作意欲は、リスナーの人からの反響もあると思っていて。その中で出来たインディーズ時代のアルバムが、CDショップの人に「いいね」って言ってもらえたり認知度が上がっていくことで、大胡田自身も周りに認められて、こういう歌い方もアリなんだなって感じた部分もあると思うんですけど。それをやりつつ「演出家出演」くらいから、新しい歌い方として試しながらやっているのかなと思いますね。

成田さんがその一部分を見つけていなかったら…。

成田 そうですね(笑)、こんな感じの音楽にはなってなかったかも。

大胡田さんの世界観を落とし込む言葉選びや遊びも魅力的です。今回は「了見」や「猪口才」など江戸言葉や古風な言葉が目に付きました。オリエンタルな雰囲気の中で際立ちますが、時代感も意識しているのですか?

大胡田 ちょっと前の言葉に憧れがあって、文学小説みたいなところですかね。太宰治とか夏目漱石みたいに、普通に文に入っていて分かるけど、普段はあまり使わない言葉の響きだとか見た目が好きで。そういうのって一つ入っているだけで耳にとまるし日本らしさが出るじゃないですか、そういう感じが好きですかね。だから時代自体を表しているというか日本というもの、日本への憧れっていうんですかね…自分で日本への憧れっていうのも変ですけど。

それが曲に出ているわけですね。あと他の曲では、「ノルマンディー」の《駆け落ちHowto北の国》っていう歌詞はすごいですよね。曲自体もノルディックというか、不思議な感じです。これは成田さんがノルディックなイメージをもって作ったんですか?

成田 その曲だけ、歌詞から曲を作ったんです。それ以外の作品は、過去の作品を含めて全て曲から作っているんですけど。この曲だけ、歌詞から作るっていう試みをした曲ですね。

そうなんですか!なぜ「ノルマンディー」だけ詞が先だったんですか?

成田 ボクらは歌詞から曲を作るということはやっていなかったので、やりたいねという話はずっとしていて。何かのタイミングで、書き溜めていた歌詞だったりがまとめて送られてきたんですけど、その中にあって…意味が分からなすぎて(笑)、と同時にインパクトがすごくて。まず意味が分からなくても《ノルマンディー ノルマンディー 駆け落ちHowto北の国》っていうのが五七五的に頭に残っちゃうっていうのがありました。それで実際どういうストーリーなのか聞いて、また二度驚くみたいな。それ1回聞いただけじゃ絶対分からないでしょっていう、深い内容がストーリーにあったりして。これを曲にしたら面白いんじゃないかなと思って、そこからメロディを乗せていった感じですね。

成田さんも大胡田さんの歌詞を読んで“分からない”と感じることがあるんですね。

成田 めちゃくちゃ多いですね。

大胡田 素直過ぎる(笑)。

たまにじゃないんですね(笑)。

成田 全然あります。いまだに分からない部分の方が多いんじゃないかっていう感じですけど(笑)。逆に、そこが良さというか。今はTwitterとかもそうですけど”さらけ出す文化”というのが主流になってきているだろうし、そういうものが多い中で、素が見えないというか、実体が分からないというのは面白いんじゃないかなと思っています。メンバーでさえも分からない部分だったりとか、そういうことが生み出すものもあるんだろうなと思っていて。ただ分からないだけだと音楽的にまとまらないので、歌詞のストーリーや内容のことは聞いたりしますけど。



「トーキョーシティー・アンダーグラウンド」は映画「アップルシード アルファ」の挿入歌で、アニメーションが印象的なPVも公開になりました。パスピエが”トーキョー”って言うとドキっとしますし、曲・PV共に海外の方にもグッと刺さりそうな感じがします。制作の段階で海外というのは意識しましたか?

成田 そうですね。先に絵とかも見せて頂いてから曲を作り始めましたし、映画自体が海外でも流れると聞いていたので、せっかくならそういう人にも届けられる作品にしたいと思っていて。詞だと色んなものが付加されていくので、言葉選びは大変だと思うんですけど。曲はいかにイメージを膨らませてもらって、日本人・アジア人が作っている面白い音楽というものを伝えられるかだと思っていました。ボクは、都心のビルがある隙間にずっとある瓦屋根の商店だったりとか、キラキラ光るネオンの街なんだけど、サイバーになり切らないというのが日本の特徴だなと思っていて。

なるほど。

成田 色んなものが折衷されているのが今の日本だと思うんですね。かと言って、ほとんどの人が日本語しか喋れないし、ある種それって日本に対する自負だと思っていて。色んなものを取り入れているにも関わらず、島国”日本”に対するプライドみたいなものだったり、その混ざり方って面白いなと思います。曲も色んなものが混ざりあってる雰囲気にしたいなというのはあって、サウンド面で他のアーティストからインスピレーションを受けたものもあるし、あえてチグハグに聞こえる組み合わせにしたり、そういうことは意識しながら曲を作りましたね。

大胡田さんはいかがですか?

大胡田 わたしも海外というものは意識しましたね、トーキョーという言葉を入れたりだとか。映画の歌ですけど、その映画のことを描くわけではなく、でもまったく違う世界のことをかくのも変だなと思っていたので。東京っていう街、それも自分の東京ではなく、海外なのかは分からないけど外からみた日本の東京のイメージみたいなもの、ですかね。そこにちょっと無国籍・多国籍な感じを意識して書きました、不思議な都市・東京みたいな。

パスピエは、結成当初からメジャーデビューを目指していたと聞きました。実際にメジャーで活動することで、制作のスタイルが変わったとか、ご飯に行かなくなってしまったとか、なにか変化はありますか?

成田 えーと、ご飯は普段からあまり行かないです(笑)。

大胡田 最初からそうだよね。

そうなんですか!?

成田 ボクらって、バンドが繋いでくれてる関係性だったりするので、全然ないですね。

大胡田 うん(笑)。

成田 メジャーに云々という前から、割り切った関係性のバンドというか、知り合った年数が結成年数みたいな感じなので。メジャーに行って変わったこと…何かある?

大胡田 うーん、ないかな。

成田 良くも悪くも本当にフラットですね、ボクらのバンドって。フロントマンであるボーカルが何も考えてないので。

大胡田 (笑)。

成田 そこにみんながほんわか包まれながらやっている感じですかね。

パスピエは“謎”“正体不明”と言われることが多いと思うんですけど。でも作品ごとにインタビューも掲載されていますし、どれも丁寧に回答されていて、情報がないわけではないじゃないですか。それでもそういう存在でいられるのは、成田さんの中で鳴っている音楽と、大胡田さんの世界観があわさって神秘性が生まれているからではないかと感じます。パスピエ自体が一つの人格を持っているようにも思うんですが、原理原則みたいなものってありますか?

成田 なるほど。これがパスピエたる所以というか、生まれる理由みたいなことですよね?うーん、さっき言ったさらけ出さないということにも繋がると思うんですけど、今って全てのことに対して皆さんが答えを求めたがると思うんですよ。情報発信をするツールもあるから、より調べたいっていう欲求もあるだろうし。(パスピエは)歌詞の中でもこれと言って答えは出していないとは思うし、曲もこういう感情に浸って欲しいっていう定義をしていなくて、定義をつけないことが原則っていう感じですかね。あくまでも音楽は、想像を膨らませて欲しいというのがあるので。それに対してアーティスト写真とか付加価値を付けていけばいくほど、その定義って見えてしまうものじゃないですか。でもパスピエの場合はそれをイラストにしたことによって、付加価値を付けていけばいくほど正体が見えなくなっていく、その方向にもっていけたのが面白いのかなと思います。

大胡田さんはイラストも描いていますが、いかがですか?

大胡田 イラストに関しては、わたしがその時に好きで描きたかったものを自由に描かせてもらってます。歌詞も書いてますから、絵と繋がっている部分はありますね。パスピエは自分が好きでやっているバンドなので、好きで描いてる絵との変な差は生まれないかなと思っていて、目と耳と両方とも違和感なくというか、ちょうどいい具合にパスピエを感じられると思います。

今回のジャケットは今までに比べて、色んな部分がくっきりしましたよね。

大胡田 そうですね。アルバムが全部出来て、タイトルもついて、幕の内をテーマにしようと考えていて。今年撮ったアーティスト写真も茶室だったので、そこを関連づけて作りました。日本の色や、浮世絵や日本画に興味があって、「とおりゃんせ」ぐらいからそういう雰囲気を取り入れたりしました。

今回は「幕の内ISM」の購入者に先着でシリアルカードを付与し、 抽選で招待するイベントも開催されるということで。これはとてもスペシャルな予感がしますが、どんな感じになっていますか?

成田 フロアライブをやろうかなと思っています。

フロアライブというと?

成田 ステージではなく、360度から見てもらえるライブをやろうかなと思っております。

それはすごい楽しみですね!「幕の内ISM」は、さらにこれからのパスピエについて期待させる1枚になったと思います。今後のパスピエにどんなことが待っているのか、教えて下さい。

成田 ボク個人としては、今回のアルバムが今までの総決算でもあり、次に繋がる1枚になったかなと思っているので。これを出せたことによって、今後作る作品に対して自由度が増したなっていうのもありますし、逆に、自由度が増えれば増えるほど、ボクらがなにを選ぶかが大事になっていくなとも思っていて。ボクらが何を選択していくかを、お楽しみ頂ければという感じですね。

大胡田 まだ続きますから、この先も楽しみにしていて下さいって思います。

リリース情報


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パスピエ 2ndフル・アルバム「幕の内ISM」
発売日:2014年6月18日(水)

初回限定盤 WPZL-30860/1 定価¥2,778(本体)+税
[初回限定盤特典]
*初のオフィシャルライブ映像DVD付
「パスピエ TOUR 2013 “印象・日の出” 外伝 at AKASAKA BLITZ」
*特殊パッケージ仕様

通常盤 WPCL-11854 定価¥2,300(本体)+税
LIVE DVD *初回限定盤特典
「パスピエ TOUR 2013 “印象・日の出” 外伝 at AKASAKA BLITZ」より
厳選されたライブ映像数曲を収録予定

幕の内盤[DISC1]
01. YES/NO
02. トーキョーシティ・アンダーグラウンド
03. 七色の少年
04. あの青と青と青
05. ノルマンディー
06. 世紀末ガール
07. とおりゃんせ
08. MATATABISTEP
09. アジアン
10. 誰?
11. わすれもの
12. 瞑想

幕の外盤[DISC2]
*初回限定盤特典 DVD
パスピエ TOUR 2013 "印象・日の出外伝"
at AKASAKA BLITZ (2013.12.21)
1. OPENING ~ S.S
2. デモクラシークレット
3. トロイメライ
4. 名前のない鳥
5. とおりゃんせ
6. フィーバー

インタビュー:トグチタカシ



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DJ松永(Creepy Nuts)

トラックを作り出すと同時に制作を始めたという1stアルバム「DA FOOLISH」で一躍知名度を高め、昨年発売した日本語ラップ MIX CD「This Time Vol.2」がロングセラーを続けるDJ松永。ヒルクライムのTOCが行うソロ活動においては専属DJを務め、今年はCreepy Nuts(R指定 & DJ松永) としてもフジロックに出演し注目を集めている。そんな彼が、待望の2ndアルバム「サーカス・メロディー」を10/15にリリースする。”フレッシュかつドープ””メロウでジャジー”と形容されるセクシーなトラックに”キャッチー”さもプラスされた本作は、TOC、SKY-HI、サイプレス上野、コッペパン、R-指定、FAKE-ID a.k.a FRAME、Jambo lacqueなど豪華MC陣を迎え見事なコラボレーションを聞かせてくれる。SARUnet.comでは「サーカス・メロディー」のリリースを記念し、アルバム制作のことはもちろん、DJを始めたキッカケまでさかのぼり話を聞いた。



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植木豪(PaniCrew)×千葉涼平(w-inds.)

日本ダンスシーンに多大な影響を与えるボーカルダンスユニット・PaniCrewのフロントマンであり、日本人初のブレイクダンス世界チャンピオンでもある植木豪が初演出を務める舞台『WASABEATS』。主演には、アジア全域で絶大な人気を誇るw-inds.の千葉涼平を向かえるとあって話題となっている本作。共演にはヘッドスピンのギネス記録保持者であり、“LMFAO”のワールドツアーに“Quest Crew”として参加している大野愛地。ブレイクダンサーとして数々の世界大会で優勝を果たしている内海貴司など、国内外で活躍するダンサー達が魅せる最高峰のスーパーダンスショーとなっている。



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松本享×水江未来

2012年5月、渋谷QUATTROで行われた「#7」ツアーファイナル公演をもって解散したバンド・Psysalia psysalis psyche(サイサリアサイサリスサイケ)。東京のインディーズシーンで暗躍し孤高のアートを続けていたPsysalia psysalis psycheが、6作連続で注目のクリエイターとコラボし作品を発表していたことは、多くのメディアで取り上げられていたので覚えている方も多いかもしれない。その6作連続の第4弾は、バンドの頭脳とも言われる松本亨のソロ作となった『AND AND』。この作品では世界的に活躍するアニメーション作家の水江未来とコラボしミュージックビデオを作成、チェコのAniFest 2012 国際アニメ映画祭「ミュージック・ビデオ部門」で最優秀賞し大きな話題となった。今回はそんな2人の初となる対談が実現。水江未来とのコラボに至った経緯や製作秘話までを独占収録。さらに今回は、水江未来が作成した『AND AND』のアニメーションと2人が融合する実験的な撮影を敢行。アニメーションと人間の融合・・・その答えはインタビューの中に。。。お楽しみ下さい。



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新井浩文VS大根仁

瑛太&松田龍平のコンビで、三浦しをん氏の直木賞受賞作を映画化した『まほろ駅前多田便利軒』の続編で、テレビ東京系の深夜枠でドラマ化された『まほろ駅前番外地』が、4/6から2週間限定で渋谷ユーロスペースで公開中。連日ゲストが登場し更なる盛り上がりを見せているが、4/11(木)は【新井浩文VS大根仁】と銘打った、またまた何かが起こりそうな舞台挨拶・・・何故VSなのかを紐解く2人の対談を余すことなく掲載!


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土屋太鳳

若手実力派女優として大注目の土屋太鳳。大学1年生とは思えないほどクールで大人っぽい雰囲気…かと思いきや、とても自然体。初主演となる映画『アルカナ』は、本体(人間)と分身が共存する世界で、分身が本体の心臓を奪い取ろうとするサイコ・スリラー作品。今作では本体(さつき)と分身(マキ)の一人二役を演じる土屋さん。作品の魅力について聞いていくうちに、等身大の可愛らしい一面と、仕事に対する熱い一面を垣間見ることが出来た。



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小宮山友祐(フットサルプレーヤー)

Fリーグ・バルドラール浦安所属。2004年・2008年・2012年フットサルW杯出場。

昨年、三浦知良選手も加入したフットサル日本代表は、W杯で初めて決勝トーナメント出場を果たしメディアを賑わせた。その代表メンバーでキャプテンを務めていたのが小宮山友祐である。2007年にスタートした"Fリーグ(日本フットサルリーグ)"に加盟し、千葉県浦安市をホームタウンとする"バルドラール浦安"で活躍するフットサルプレーヤーだ。大学卒業後は4年間に渡り高校で日本史を教え、2004年から日本代表としても世界を相手に戦ってきた。そんな小宮山のフットサルとの出会いから教員時代の話し、6/15に開幕したFリーグ、日本代表への想いまで。インタビューではフットサルへの情熱と、熱い人柄が伝わって来る言葉を聞くことが出来た。


CHUS ANTON

スペイン生まれのフォトグラファー”CHUS ANTON(チュス・アントン)”。スペインのファッション誌『Vanidad』編集長に見出され、ファッションページの撮影を中心にキャリアを積み、現在はフランス・パリをベースに、ヨーロッパ、日本、アメリカで活躍するアップカミングなフォトグラファーのひとりだ。ポップだがどこか哀愁のある作品は、エモーショナルでゆっくり流れる音楽をBGMに、続きが気になる映画を見ているような感覚にとらわれる。

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with DJ IDE KOJI&GO&HILOMU
URL:http://clubno1z.com

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