HOME > インタビュー Vol.22 小泉麻耶(女優)|主演映画『暗闇から手をのばせ』で障害者専門のデリヘル嬢を熱演!役へのアプローチや撮影エピソードを通して見所や得たもの、今後の女優としての想いを聞いた。


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小泉麻耶(女優

1988年7月生まれ。東京都出身。グラビアアイドル、女優。2009年6月、日テレジェニック2009に選ばれる。映画の出演歴は、『エレクトロニックガール』(09)の主演のほか、『特命女子アナ 並野容子』(09)、『Re:Play-Girls』(10)、『TENBATHU』(10)など。近作では、 『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(12)の婦人警官役として出演。その他の活動としては、日本テレビのバラエティ番組を中心とした番組出演や、写真集、DVD、ラジオ番組、雑誌、舞台など幅広い。
・公式ブログ: http://ameblo.jp/maya-koizumi/
・公式twitter https://twitter.com/mayakoizumi

全国で348万人もいる在宅身体障害者とデリヘル嬢との関わりを通して社会の闇、登場人物それぞれが抱える心の闇を描く『暗闇から手をのばせ』は自主映画だ。つまりこの作品を監督した戸田監督が自己資金で製作したということ。NHKエンタープライズに所属する戸田監督がドキュメンタリー番組の企画として取材した内容にNHKの許可がおりず、この映画を作った。どれだけの想いの上に作品が完成したのかがこの経緯からも十分に伝わってくる。

「これは、かつて祝福されて生まれてきた君と、私の物語。」

闇を作るのが私でありあなたなら、それを照らすのもあなたであり私、つまり同じ人間なのだ。この映画は見た人それぞれに考えるきっかけを作り、優しく照らしてもくれる。

13年から公開をスタートし、映画祭でも賞を受賞するなど高い評価を受けている『暗闇から手をのばせ』がDVDとして1/8に発売された。今回SARUnet.comでは、障害者専門のデリヘル嬢という難しい役所を、体当たりのお芝居で見事に演じた小泉麻耶さんへインタビューを敢行。役へのアプローチや撮影エピソードなどを通して見所や得たもの、今後の女優としての想いを聞いた。

-STORY-
沙織は障害者専門のデリヘル嬢。軽い動機でこの業界に飛び込んだ彼女は出勤初日からショックを受ける。全身タトゥーの入った進行性筋ジストロフィー患者、自らの病気をネタに本番を要求する客、そしてバイク事故で自由を奪われ、殻に閉じこもる少年……。しかし“それでも生きていく”ことを選んだ彼らに接するうち、沙織の中の何かが音を立てて崩れ去っていく……。




『暗闇から手をのばせ』の出演オファーは、小泉さんのブログに来たと聞きましたが。

そうです。そのオファーも、監督が「月刊NEO」に掲載されているわたしのロングインタビューを読んで「沙織にピッタリだ」と思ってくれたということだったんですよ。見てくれてる人はいるんだな~と思って、グラビアから女優に転向したいと考えていた時期でしたし、嬉しかったです。

オファーの段階で障害者専門のデリヘル嬢役であることも分かったかと思うんですが、その点については率直にどう思われましたか?

一番最初のメッセージに、『暗闇から手をのばせ』は「障害者の方との性と生」についての作品ということが書いてあったので、深い内容になるんじゃないかなと思いました。それに障害者専門のデリヘルが存在すること自体知らなかったですし、私の中でも興味が湧いたので、チャレンジしてみたい役柄だなと思いました。

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この作品では全国で348万人もいる在宅身体障害者と風俗嬢を通して、タブー視され生まれている闇にスポットを当てています。彼らとの出会いで傷つきながらも成長し、闇を優しく照らして行く沙織を演じるにあたって、どういうアプローチをしていったのでしょうか?

有り難いことに、台本をもらってから撮影が始まるまでに時間をいただけたんです。関連する本などもあえて読まなくていいと監督も仰っていたので、それはそうだなと思って。実際、わたしの周りにはデリヘル嬢を経験したことがある子とかもいて、彼女達の言葉ってすごくリアルなんですね。「お客さん動かないなら確かに楽かも、怖くないよね」とか沙織と同じ感覚を持っていたり、そういう生の声を取り入れさせてもらい、リアルに演じることができたのだと思います。

沙織がお弁当を食べて「ごちそうさま」というシーンがあるんですけど、あれはアドリブですか?

あそこは台詞がありました。

そこですごく人間性が垣間見れた感じがして、すごく印象的な「ごちそうさま」だったので。

沙織は複雑な役だったので、監督に会いにNHKエンタープライズを訪れて「役が分からないのでもっと深く教えて下さい」って聞きに行ったこともありました。監督は「彼女(沙織)は僕自身でもあった」ということも言っていて、多分これは外で言ってないと思うんですけど。監督も人に心を開けなかったり傷ついたりした経験があったというのを教えてくれたので、沙織にはすごく思い入れがあると思うんですね、私のことは「小泉さん怖い」とか言うんですけど(笑)。色んな境遇にはあったけれど「ごちそうさま」が言えたり、思いやりのある子にしたかったんだと思います。

小泉さん自身は沙織と近い部分はあると感じましたか?

感じました。20代前半って、心も感情も季節のように変わっていくというか(笑)、色んなことを考えるじゃないですか。撮影は2年前だったので、今のわたしなら「小さなことで悩むな」って流せることでも、当時のわたしは同じように悩んでたので共感できました。その辛さとかも理解できるし、すごくやりがいがありました。

ぼくは素の小泉さんを知らないんですけど、すごく自然体に感じました。

会ってみて違いました(笑)?

『暗闇から手をのばせ』で小泉さんを知ったんですけど、この取材が始まってからずっと沙織にしか見えないです。

嬉しいです、有り難うございます(笑)。

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個人的に好きなシーンはありますか?

沢山あるんですけど、でも沙織がちょっとずつ可愛くなっていくというか、一観客として見ていても「ハートが生まれてきたんだな~」と感じたりしました。あとはホーキングさんとの長回しのシーンとか(笑)。

ホーキング青山さんとのやり取り面白かったです、すごくデリヘルのお客さんっぽくて(笑)。あのシーンはアドリブが多かったんですか?

ホーキングさんさすがですよね。台本はあったんですけど、半々くらいだったと思います。「こんなの俺自身が言ってることじゃねえか」とか言いつつ(笑)、足したり引いたりしながらお芝居してました。

『暗闇から手をのばせ』は映画祭でも賞を受賞して高い評価を受けてますが、劇場で一般のお客さんと一緒に見たりしましたか?

一緒に見る機会はありました。沙織の気持ちで見てくれる人は「分かる」と言ってくれたり、笑うところも一緒に感じられて面白かったです。「ここ笑うの!?」みたいなとこもあったり。

どのシーンですか?

ヒッチハイクのシーンですね。監督から「ここの音は使わないから、アドリブで好きなように、何とかして連れていってもらって」って言われて演じたんですけど、私にマイクは付いてたんですね。それで実際に作品を見たら「あれ、アドリブ部分も使ってる!」って思って(笑)。

確かにあそこは一際リアリティがありました(笑)。

役者仲間の子が見ると「あそこは麻耶ちゃんのアドリブでしょ?」って言われます(笑)、でもあのシーンが良かったって言ってくれる人も沢山いて。監督のさじ加減が上手で、沙織として演じる部分に少しわたしが垣間みれる部分があったり、それを含めて沙織として成り立たせてくれたというか、ナチュラルな演出をしてくれました。

2013年にグラビアを卒業し女優へ転身した小泉さんですが、今後の豊富などありますか?

わたしはペネロペ・クルスが大好きで、彼女が目標なんです。どんな芝居でも一番に気持ちが出てるし、自然体でエネルギッシュでセクシーで強い女性、それでいて可愛らしい女の子っぽい部分があるような女優さんになりたいなと思いますね。

ペネロペ・クルス出演作で好きな作品は?

ほとんど好きなんですけど、一番好きなのは「ボルベール」です。本当に素晴らしい作品なんです。「抱擁のかけら」とかも美しさが半端じゃない、そういう女優になりたい。


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では『暗闇から手をのばせ』のDVDが1/8発売になったばかりということで、メッセージをお願いします。

劇場公開が長かったこともあり、DVDになるまで1年くらいかかりました。人って1年も経つと変わる部分ってあると思っていて、その変化によって、同じ作品でも新しい発見があったり、学ぶ事も違ったりすると思うんですよね。すでに劇場で見てくれた人はDVDでも見てもらえると、新たな観点から彼らの生き様をより分かって頂けると思います。初めて見て下さる方はテーマやメッセージ性、”色んなことがある中でも生きて行く”というのを感じてもらえたら、映画として意味があるかなと思います。

家で映画は見ますか?

見ますね、大好きです。

月平均で何本くらい見ます?

えーっ、何本だろう。1日1本見てたら30本なので、15~20本くらいですね。気に入ったのは何回も見たりします。

すごい!本当に映画が好きなんですね、すごく伝わってきます。

いつの間にかそうなってました。

鑑賞時の決まり事はあるんですか?ポテトチップスがなきゃ見れないとか。

決まり事はないんですけど(笑)、自分の家がシアタールームだと思い込んでます。全部電気を消して寝落ち出来る体制を取りながら、お気に入りのポジションで見ています。

リリース情報



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映画『暗闇から手をのばせ』
監督:戸田幸宏
出演:小泉麻耶、津田寛治、森山晶之、管勇毅、松浦佐知子、ホーキング青山、モロ師岡

全国に348万人いる18歳以上の在宅身体障害者。彼らを相手に“性”を売る者たち。社会からこぼれ落ちた人々を、ユーモアと愛情を込めて描いた新しい傑作が誕生。主演の沙織に、グラビアアイドルとして数々のカバーを飾り、映画『エレクトロニックガール』で主演を務めるなど、女優としても活躍する小泉麻耶。障害者との触れ合いを通して悩み、傷つき、成長していくヒロインを文字通り体当たりで演じる。風俗店“ハニーリップ”店長に津田寛治。そっけない態度の中に優しさを垣間見せる絶妙な演技を披露。他にも『Dolls』のホーキング青山、舞台を中心に活躍する森山晶之、名バイプレイヤーとして邦画界に欠かせないモロ師岡など、個性豊かなキャストが揃った。劇中歌・主題歌を手がけるのは、一部でカリスマ的な人気を誇る人気アーティスト“転校生”。監督はディレクターとしてNHKの番組を演出する傍ら、2012年度のテレビ朝日新人シナリオ大賞を受賞した戸田幸宏。自主映画となる本作で長編映画デビューを飾り、固定概念を突き破るかつてない瑞々しい感動を呼び起こす。

公式サイト:http://www.kurayamikara.com

インタビュー:トグチタカシ
写真:Masaoki Fujisawa



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チャンソン(2PM)×大野いと

「純恋三部作」累計70万部のベストセラー、 新堂冬樹原作の純愛小説「忘れ雪」が待望の実写映画化。日本映画初出演にして主演を務めるのは、韓国出身のダンス&ボーカルグループ2PMのメンバーとしても日本で大人気のチャンソン。さらに、ドラマに映画に大活躍の大野いとがヒロインを演じるとあって注目を集めている本作。物語の中で、愛しているのにすれ違うテオと深雪を演じたお二人に、お互いの印象や、それぞれが演じた役へのアプローチについて聞いた。



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植木豪(PaniCrew)×千葉涼平(w-inds.)

日本ダンスシーンに多大な影響を与えるボーカルダンスユニット・PaniCrewのフロントマンであり、日本人初のブレイクダンス世界チャンピオンでもある植木豪が初演出を務める舞台『WASABEATS』。主演には、アジア全域で絶大な人気を誇るw-inds.の千葉涼平を向かえるとあって話題となっている本作。共演にはヘッドスピンのギネス記録保持者であり、“LMFAO”のワールドツアーに“Quest Crew”として参加している大野愛地。ブレイクダンサーとして数々の世界大会で優勝を果たしている内海貴司など、国内外で活躍するダンサー達が魅せる最高峰のスーパーダンスショーとなっている。




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BASI

「韻シスト」のメンバーとして数々のライブ、音源を発表してきたBASIが2011年自身のレーベル「BASIC MUSIC」を設立。「RAP AMAZING」「VOICERATION」の2枚のアルバムに「スタンダード」のアナログ盤をリリース。2013年3月には「あなたには」(Track by EVISBEATS)をi-TUNESにて突如リリースし話題となった。韻シスト5th AL「HIP STORY」に続き、自身の3枚目となるソロアルバム「RAP U」をリリース!



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KILLERS Roppongi Session

サンダンス映画祭へ正式出品決定したことでも注目を集める劇毒エンタテインメント作品『KILLERS/キラーズ』。監督を務めたモー・ブラザーズの2人が来日し、北村一輝と高梨臨らと共に登壇したこの記者会見は”KILLERS Roppongi Session”と銘打って開催され、Ustreamにて配信され同時通訳でインドネシアでもライブ配信された。

このイベントの見所の一つはフッテージ映像。記者陣も目の前に4名が居ることを忘れるくらいに見入ってしまい、自然と足のつま先がクイッと上がるほど衝撃的な世界感が解禁となった。一見してバイオレンスな要素が強く、主演の北村も「感情移入出来なかった」と語った程だが、アジアの映画人がタッグを組み製作したこの映画は人を惹付けるエネルギーに溢れている。SARUnet.comでは4人の『KILLERS』への熱い想いを余す事なくREPORT!


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土屋太鳳

若手実力派女優として大注目の土屋太鳳。大学1年生とは思えないほどクールで大人っぽい雰囲気…かと思いきや、とても自然体。初主演となる映画『アルカナ』は、本体(人間)と分身が共存する世界で、分身が本体の心臓を奪い取ろうとするサイコ・スリラー作品。今作では本体(さつき)と分身(マキ)の一人二役を演じる土屋さん。作品の魅力について聞いていくうちに、等身大の可愛らしい一面と、仕事に対する熱い一面を垣間見ることが出来た。



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小宮山友祐(フットサルプレーヤー)

Fリーグ・バルドラール浦安所属。2004年・2008年・2012年フットサルW杯出場。

昨年、三浦知良選手も加入したフットサル日本代表は、W杯で初めて決勝トーナメント出場を果たしメディアを賑わせた。その代表メンバーでキャプテンを務めていたのが小宮山友祐である。2007年にスタートした"Fリーグ(日本フットサルリーグ)"に加盟し、千葉県浦安市をホームタウンとする"バルドラール浦安"で活躍するフットサルプレーヤーだ。大学卒業後は4年間に渡り高校で日本史を教え、2004年から日本代表としても世界を相手に戦ってきた。そんな小宮山のフットサルとの出会いから教員時代の話し、6/15に開幕したFリーグ、日本代表への想いまで。インタビューではフットサルへの情熱と、熱い人柄が伝わって来る言葉を聞くことが出来た。


CHUS ANTON

スペイン生まれのフォトグラファー”CHUS ANTON(チュス・アントン)”。スペインのファッション誌『Vanidad』編集長に見出され、ファッションページの撮影を中心にキャリアを積み、現在はフランス・パリをベースに、ヨーロッパ、日本、アメリカで活躍するアップカミングなフォトグラファーのひとりだ。ポップだがどこか哀愁のある作品は、エモーショナルでゆっくり流れる音楽をBGMに、続きが気になる映画を見ているような感覚にとらわれる。

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HEAD GOONIE

HEADGOONIEのデザイナーであり、作家・漫画家としても活躍中の大八木未来。4年ぶり5冊目となる著書『INDIES T-SHIRTS BRAND GUIDE BOOK-インディーズTシャツブランドの作り方 完全ガイド-』の発売にあたりSARUnet.comでインタビューを敢行。時代と逆行すると言っても過言ではない「手作り」「国内生産」に徹底的にこだわる服作りへの真摯なスタンス、そしてブランド設立から10年以上をかけて積み上げてきた知識や経験を詰め込んだ著書に対する思いや裏テーマが伝わってくる内容になっているので是非読んで欲しいのだが、今回は特別にHEADGOONIEのアトリエにて大八木未来がTシャツにプリントする行程も取材させてもらった。HEADGOONIEというブランドを語る上で外すことは出来ないTシャツというアイテム、そして一度着たことがある人なら分かる温もりと中毒性。無地のTシャツにHEADGOONIEの魔力が宿る瞬間を確認して欲しい。

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