HOME > FEATURE|自身が第一被害者となってしまった連続拉致事件をもとに制作した映画『ら』が3月より公開!水井真希監督へインタビュー!!

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園子温監督に師事し10代の頃から映画業界に身を置き、その後はグラビアイドル・女優としても活躍するなど、異色の経歴を持つ水井真希。そんな彼女の初監督作品となる映画『ら』が、渋谷アップリンクを皮切りに3/7(土)より公開をスタートする。

同作は、水井監督自身が第一の被害者となってしまった実際の連続拉致事件をもとに制作されたという、なんともセンセーショナルなインフォメーション。辛い過去を映画にするというのは、なんとも大変な作業だったのでは…と、思ってしまうのだが。

「この事件自体は10年くらい前に起きたことなんですが、その10年間の方がずっと辛かったですね。映画を作っている時は、監督として現実的にやるべきことが多かったので…でもそうですね、撮影中も思い出したりもしました。ただ、客観的に話せるようになったという意味では時間が解決してくれたというか、過去のこととして受け止められるようになりました。」

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水井監督自身、この体験をアウトプットしたいという思いがあったそうだ。それについて”本を書けばいい”“ドキュメンタリーを作ればいい”というネット上の声には、映画業界で生きてきた彼女ならではの考えがあった。

「私は、お仕事で映画作りに携わってきました。真面目なだけの手記やドキュメンタリーなら、他でやればいいと思うんですね。映画とはエンターテインメントで、面白いものを作って、みんなに観てもらうものだと思っていて。この体験も、みんなに楽しんでもらえる媒体で形にしたいと考えていたので、それが映画だったんです。物語の中でも、現実世界とファンタジーな精神世界を描いていますが、それによって“実体験をもとに”という売りがなくても、作品として観てもらえるように意識しました。」

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現実の世界と、第一被害者・マユカの精神世界が交錯し物語は進んでいく。最初に出来た脚本は、現実に起きた事件の部分だけが描かれたもので、30分程度の内容だったと言う。実際に完成した『ら』は70分なので、半分以下だ。

「プロデューサーの西村さんに”これだと再現映像だから映画作品にしなさい”って言われたんです。映画作品とはなんだろう…と考えた時に、ギレルモ・デル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』が浮かんだんです。現実と想像の世界がリンクしている作品としても取れるし、ファンタジーの世界を少女の妄想の中の世界とも取れるように作られているんですよ。そこから、マユカが心の中の世界で人間ではない生き物と会って…というのはスグに思いつきました。」

こうして生まれた、マユカの精神世界。このファンタジーで独特な表現は、観客を物語に引き込み、性犯罪の被害者の苦しみを知り、痛みを感じさせる。

「暗い森や足に傷ができるというのは、過去の出来事を思い出すように自然と出てきました。PTSDってあるじゃないですか?あれは、心的外傷後ストレス障害という言葉なんですが、心的な外傷。つまり、心に外傷を受けているんですよ。腕がナイフで切られて血が出るのと同じことが、心に起こっているんです。心に受けた傷は目に見えないですけど、ファンタジーの世界でなら、傷として具現化するなと思いました。」

この作品のすごいところは、そのリアリティ。

「最初の事件のシーンは、事実と創作した部分があるんですけど、事実の部分は完璧に再現してもらいました。」

しかしこのリアリティ。水井監督が被害者だからという、単純な方程式では決して語りきれない。

「事件のところをフィーチャーして怖がらせる映画にすればいいのにとか、復讐してスカッとする映画にすればいいのにって言われたりもします。でも私が描いているのは、フィクションではないんですよ。拉致されて車内で話ているシーンに間の抜けたやり取りがあるんですけど。現実の世界で危機的な状況に面している時って、そういう間の抜けたやり取りってあると思うんですね。それはちゃんと再現したかったです。それに、復讐しようものなら私が刑務所行きなわけですから、そんなこと出来るわけないんですよ。」

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「この人、本当にそういう人なんじゃないの?」と思うくらい、犯人を演じた小場賢の猟奇的な表情が印象的だった。実際にお会いする機会があれば、まずは十分な距離をとって様子をみたいと、個人的に思っている。

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「小場さんには申し訳ないんだけど“そんなんじゃ全然猟奇的じゃない”“全然怖くないよ”というのは、言わせて頂きましたね。普通に話してたのに突然キレる人をやって欲しかったんです。実際の小場さんは頭の良い方です。あんまり喋らないんですよ…あっ、私が現場で怖かったせいかもしれない(笑)。」

見る、作る、出る。色んな角度で映画と接して来た水井真希にとって、今回の初監督で新たな発見はあったのだろうか。

「世間一般の方は監督が一番偉くて、指示を出していると思うじゃないですか?違うんですよ(笑)。監督は皆さんにお願いをして、仕事をしてもらう立場なんですね。もちろん大御所監督になると逆だと思うんですけど。それがすごく分かって、他の現場に行ってもスタッフさんに感謝するようになりましたね。」

最後に。完成した映画『ら』を観た時に、なにを思ったかを聞いてみた。

「その瞬間に思ったことでいいですか?もう…監督することはないなと思いました(笑)。作業的に辛かったんですよ〜、こんなに眠いんだーって(笑)。映画を作ってなにが変わりましたか?って、よく聞かれるんですけど。作ったことに関しては、変わったことってあまりないんですよね。10年間習慣にしていたことを突然止めたとしても、翌日に何が変わるかって分からないじゃないですか。だから、まだ…まだ、です。」

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作品情報

タイトル:ら
2015年3月7日(土)アップリンク他全国ロードショー

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キャスト:加弥乃 小場賢 ももは 衣緒菜 文月 亜季 佐倉萌 久住翠希 屋敷紘子
監督:水井真希 
エグゼクティブ・プロデューサー:松本創 
プロデューサー:西村喜廣/マーク・ウォルコウ
撮影:Shu G.百瀬 
照明:太田博 
録音/効果音/整音:中川究矢 
特殊メイク:下畑和秀
VFXスーパーバイザー:鹿角剛 
助監督:塩崎遵 
宣伝協力:アップリンク 
2014/カラー/シネスコ/ステレオ/70分
©NISHI-ZO 西村映造
公式サイト:http://www.mmizui.com/ra

インタビュー:トグチタカシ
写真:Masaoki Fujisawa
映像:SARUnet.com



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DJ松永(Creepy Nuts)

トラックを作り出すと同時に制作を始めたという1stアルバム「DA FOOLISH」で一躍知名度を高め、昨年発売した日本語ラップ MIX CD「This Time Vol.2」がロングセラーを続けるDJ松永。ヒルクライムのTOCが行うソロ活動においては専属DJを務め、今年はCreepy Nuts(R指定 & DJ松永) としてもフジロックに出演し注目を集めている。そんな彼が、待望の2ndアルバム「サーカス・メロディー」を10/15にリリースする。”フレッシュかつドープ””メロウでジャジー”と形容されるセクシーなトラックに”キャッチー”さもプラスされた本作は、TOC、SKY-HI、サイプレス上野、コッペパン、R-指定、FAKE-ID a.k.a FRAME、Jambo lacqueなど豪華MC陣を迎え見事なコラボレーションを聞かせてくれる。SARUnet.comでは「サーカス・メロディー」のリリースを記念し、アルバム制作のことはもちろん、DJを始めたキッカケまでさかのぼり話を聞いた。



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植木豪(PaniCrew)×千葉涼平(w-inds.)

日本ダンスシーンに多大な影響を与えるボーカルダンスユニット・PaniCrewのフロントマンであり、日本人初のブレイクダンス世界チャンピオンでもある植木豪が初演出を務める舞台『WASABEATS』。主演には、アジア全域で絶大な人気を誇るw-inds.の千葉涼平を向かえるとあって話題となっている本作。共演にはヘッドスピンのギネス記録保持者であり、“LMFAO”のワールドツアーに“Quest Crew”として参加している大野愛地。ブレイクダンサーとして数々の世界大会で優勝を果たしている内海貴司など、国内外で活躍するダンサー達が魅せる最高峰のスーパーダンスショーとなっている。



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松本享×水江未来

2012年5月、渋谷QUATTROで行われた「#7」ツアーファイナル公演をもって解散したバンド・Psysalia psysalis psyche(サイサリアサイサリスサイケ)。東京のインディーズシーンで暗躍し孤高のアートを続けていたPsysalia psysalis psycheが、6作連続で注目のクリエイターとコラボし作品を発表していたことは、多くのメディアで取り上げられていたので覚えている方も多いかもしれない。その6作連続の第4弾は、バンドの頭脳とも言われる松本亨のソロ作となった『AND AND』。この作品では世界的に活躍するアニメーション作家の水江未来とコラボしミュージックビデオを作成、チェコのAniFest 2012 国際アニメ映画祭「ミュージック・ビデオ部門」で最優秀賞し大きな話題となった。今回はそんな2人の初となる対談が実現。水江未来とのコラボに至った経緯や製作秘話までを独占収録。さらに今回は、水江未来が作成した『AND AND』のアニメーションと2人が融合する実験的な撮影を敢行。アニメーションと人間の融合・・・その答えはインタビューの中に。。。お楽しみ下さい。



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新井浩文VS大根仁

瑛太&松田龍平のコンビで、三浦しをん氏の直木賞受賞作を映画化した『まほろ駅前多田便利軒』の続編で、テレビ東京系の深夜枠でドラマ化された『まほろ駅前番外地』が、4/6から2週間限定で渋谷ユーロスペースで公開中。連日ゲストが登場し更なる盛り上がりを見せているが、4/11(木)は【新井浩文VS大根仁】と銘打った、またまた何かが起こりそうな舞台挨拶・・・何故VSなのかを紐解く2人の対談を余すことなく掲載!


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土屋太鳳

若手実力派女優として大注目の土屋太鳳。大学1年生とは思えないほどクールで大人っぽい雰囲気…かと思いきや、とても自然体。初主演となる映画『アルカナ』は、本体(人間)と分身が共存する世界で、分身が本体の心臓を奪い取ろうとするサイコ・スリラー作品。今作では本体(さつき)と分身(マキ)の一人二役を演じる土屋さん。作品の魅力について聞いていくうちに、等身大の可愛らしい一面と、仕事に対する熱い一面を垣間見ることが出来た。



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小宮山友祐(フットサルプレーヤー)

Fリーグ・バルドラール浦安所属。2004年・2008年・2012年フットサルW杯出場。

昨年、三浦知良選手も加入したフットサル日本代表は、W杯で初めて決勝トーナメント出場を果たしメディアを賑わせた。その代表メンバーでキャプテンを務めていたのが小宮山友祐である。2007年にスタートした"Fリーグ(日本フットサルリーグ)"に加盟し、千葉県浦安市をホームタウンとする"バルドラール浦安"で活躍するフットサルプレーヤーだ。大学卒業後は4年間に渡り高校で日本史を教え、2004年から日本代表としても世界を相手に戦ってきた。そんな小宮山のフットサルとの出会いから教員時代の話し、6/15に開幕したFリーグ、日本代表への想いまで。インタビューではフットサルへの情熱と、熱い人柄が伝わって来る言葉を聞くことが出来た。


CHUS ANTON

スペイン生まれのフォトグラファー”CHUS ANTON(チュス・アントン)”。スペインのファッション誌『Vanidad』編集長に見出され、ファッションページの撮影を中心にキャリアを積み、現在はフランス・パリをベースに、ヨーロッパ、日本、アメリカで活躍するアップカミングなフォトグラファーのひとりだ。ポップだがどこか哀愁のある作品は、エモーショナルでゆっくり流れる音楽をBGMに、続きが気になる映画を見ているような感覚にとらわれる。

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INTERVIEW VOL.34
三月のパンタシア

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